楽天だったりカープだったり
2005年9月26日 thought
昔々、まだ昭和が20年代だった頃の話。
原爆で大打撃を受けた街が復興への希望として市民球団を作った。
それが現広島東洋カープ。
ところが「広島にプロ野球球団を作ったら市民がどんなに喜ぶだろう」なんて安易な考えで立ち上げたもんだから球団経営のビジョンなんてものはさらさらない。
その結果壊滅的にお金がなくて、いい選手をそろえる事ができない。
(一緒に参入した大洋(現横浜)の13%しか選手にかけるお金がなかったらしい)
寄せ集めの選手で作ったチームじゃ勝てるわけもなく、最初の年は41勝96敗、勝率.299の最下位。
しかもチームはこれ以上ないほどの経営難で随所を切りつめ運営、一年目終了と同時に二軍も解散となる。
それでもなお資金は足りず解散一歩手前まで追い込まれたカープは、監督の一言でかろうじて二年目の年を迎える。
そんな中、チーム数を一つ減らしたいために貧乏お荷物球団カープを球界から追い出したいセリーグ連盟。
3割を切ったら球団解散というルールを作り、その他にもカープいびりの行動を取る。
そんな条件下も監督と選手は休む間も惜しみ、試合の合間合間を利用して資金調達に走り回る。
そしてそれに答えたのがカープ存続を願う市民たち。
二年目、カープは最下位ではあるが勝率.333でシーズンを終えた。
そして三年目には勝率.316ながら最下位を脱出、松竹が3割を切ったためカープ消滅の危機もとりあえずは去ることとなる。
そんなカープ設立当時を支え続けた監督が石本秀一さん。
両親兄弟を原爆で亡くした彼は、故郷復興の役に立ちたい一身でカープの監督を引き受け。
チームの指導や指揮だけでなく、本来は関係のないはずの資金調達にまで走り回る。
設立から3年半の間、心身ともにカープに奉げた。
プロジェクトXみたいですね。
結構初期の頃にやったらしいんだけど見てなかったです。
再放送してくれないかなぁ。
それはともかく。
話がカープになっちゃいましたが。
田尾さんと楽天の話。
一年目で解任は考えなかったからなぁ…。
ちょっと衝撃です。
こういうのは比べてどうってわけじゃないんだろうけど。
この年、セリーグに新規参入したのは5チーム。
その中でも強豪広商を3回全国制覇させ、阪神の監督も務めた石本さんでさえ、貧乏広島は3割切る最下位だったわけで。
当時の広島ほどじゃないにしても、寄せ集めのチームで初監督、100敗しないだけでも結構頑張ってるじゃん田尾さん!って思うんだけどなぁ…。
それでも球団側は納得してないらしい。
んじゃどんだけの成績を残したら納得したんでしょうか?
田尾さんの監督としての成績に納得がいかないんなら、最初から野村さんにでも頼めばよかったじゃん。
地元に根差したチームを目指すなら、もっとファンの声、あの歓声を聞いてあげて欲しいです。
苦しい時、最後に救ってくれるのはファンですよ!!(by広島ファン)
※参考文献 『広島カープ 苦難を乗り越えた男たちの奇跡』駒沢悟監修・松永郁子著/宝島社
原爆で大打撃を受けた街が復興への希望として市民球団を作った。
それが現広島東洋カープ。
ところが「広島にプロ野球球団を作ったら市民がどんなに喜ぶだろう」なんて安易な考えで立ち上げたもんだから球団経営のビジョンなんてものはさらさらない。
その結果壊滅的にお金がなくて、いい選手をそろえる事ができない。
(一緒に参入した大洋(現横浜)の13%しか選手にかけるお金がなかったらしい)
寄せ集めの選手で作ったチームじゃ勝てるわけもなく、最初の年は41勝96敗、勝率.299の最下位。
しかもチームはこれ以上ないほどの経営難で随所を切りつめ運営、一年目終了と同時に二軍も解散となる。
それでもなお資金は足りず解散一歩手前まで追い込まれたカープは、監督の一言でかろうじて二年目の年を迎える。
そんな中、チーム数を一つ減らしたいために貧乏お荷物球団カープを球界から追い出したいセリーグ連盟。
3割を切ったら球団解散というルールを作り、その他にもカープいびりの行動を取る。
そんな条件下も監督と選手は休む間も惜しみ、試合の合間合間を利用して資金調達に走り回る。
そしてそれに答えたのがカープ存続を願う市民たち。
二年目、カープは最下位ではあるが勝率.333でシーズンを終えた。
そして三年目には勝率.316ながら最下位を脱出、松竹が3割を切ったためカープ消滅の危機もとりあえずは去ることとなる。
そんなカープ設立当時を支え続けた監督が石本秀一さん。
両親兄弟を原爆で亡くした彼は、故郷復興の役に立ちたい一身でカープの監督を引き受け。
チームの指導や指揮だけでなく、本来は関係のないはずの資金調達にまで走り回る。
設立から3年半の間、心身ともにカープに奉げた。
プロジェクトXみたいですね。
結構初期の頃にやったらしいんだけど見てなかったです。
再放送してくれないかなぁ。
それはともかく。
話がカープになっちゃいましたが。
田尾さんと楽天の話。
一年目で解任は考えなかったからなぁ…。
ちょっと衝撃です。
こういうのは比べてどうってわけじゃないんだろうけど。
この年、セリーグに新規参入したのは5チーム。
その中でも強豪広商を3回全国制覇させ、阪神の監督も務めた石本さんでさえ、貧乏広島は3割切る最下位だったわけで。
当時の広島ほどじゃないにしても、寄せ集めのチームで初監督、100敗しないだけでも結構頑張ってるじゃん田尾さん!って思うんだけどなぁ…。
それでも球団側は納得してないらしい。
んじゃどんだけの成績を残したら納得したんでしょうか?
田尾さんの監督としての成績に納得がいかないんなら、最初から野村さんにでも頼めばよかったじゃん。
地元に根差したチームを目指すなら、もっとファンの声、あの歓声を聞いてあげて欲しいです。
苦しい時、最後に救ってくれるのはファンですよ!!(by広島ファン)
※参考文献 『広島カープ 苦難を乗り越えた男たちの奇跡』駒沢悟監修・松永郁子著/宝島社
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