「平和」ということ、「祈る」ということ

ただいま〜。
というわけで、行ってきました長崎、一泊二日の旅。
通算で七回目、私は四回目の参加。
よく行ってるよなぁ。
今年は仕事が休めなかった弟Sくんを除いた親子四人で行ってきました。

今年も暑かったですよ〜。
6日が土曜ってことで今年はいつもより早い3時半出発、到着が10時過ぎだったんだけど。
いつもの年の12時着と同じくらいの人が既に陣取ってました。
皆さん（我が家も含めて）頑張りますよね、ほんと。
そんな今年の出演者は。
GEST＞加山雄三、岩崎宏美、スターダスト☆レビュー、りんけんバンド、フリーウェイハイハイ、笑福亭鶴瓶（スペシャル＆サプライズ）
HOST＞さだまさし、佐田玲子、チキンガーリックステーキ
ってな感じ。
お客は2万5千人、満員御礼で途中打ち止め。
たしかにすごい人でした。
通路にまで座られると、行動できなくて困りますから！
いつも思うけど、かなりの経済効果があるんだろうなぁ。
儲からないのは主催者だけでしょうかね。

毎年最後に言われること。
あなたにとって一番大切な人の笑顔を思い浮かべてください。
そして、その人の笑顔を護るために、私たちは何を成すべきなのか考えましょう。
それが「平和」を考える第一歩。
少しの元気と宿題をもらって。
今年も8月6日が終わります。


明けて今日。
今年は吉野ヶ里遺跡に行ってきました。
今年の提案者は私だったんだけど。
ちょっと失敗したかなぁ…と。
すげぇ暑かった！です。
ありゃ、夏に行くものじゃありません。
とか言いながらも楽しかったですよ。
遺跡とか古代ロマンとか、結構好きですから。
竪穴式住居は炎天下でも中は涼しくて、ちょっとうらやましいなぁと思ったり。
「休憩所」と書かれた竪穴式住居の中には自販機＆扇風機があって、ちょっと笑えたりとか。
とにかく結構満足、でよかったんじゃないのかな。
今度は涼しい時期に、もっとゆっくり行きたいですね。

というわけで夏の恒例長崎の旅。
今年も楽しく終了したわけなんですが。
家帰って今日の新聞開いたら、こんな記事発見。

広島市での平和記念式典に参列した小泉純一郎首相は六日、四年連続で「被爆者代表から要望を聞く会」を欠席するなど被爆者との対話をしないまま、駆け足で被爆地を後にした。
その一方、福山市の美術館に立ち寄り中国美術を鑑賞。
被爆者からは首相就任以来、毎年の式典参列を評価する意見とともに「被爆六十周年の節目なのに」と疑問の声も漏れた。

小泉首相は式典後、報道各社のインタビューで「国連などで核兵器廃絶の先頭に立ちたい」と強調した。
しかし、要望を聞く会には出席せず、福山市熊野町の中川美術館（中川健造館長）を訪れた。
訪問は、中川館長の大学時代の親友が首相の友人という縁があり、首相が希望した。
所蔵する中国の絵画や陶芸品の鑑賞は当初、三十分の予定だったが、首相はじっくりと見て回り、一時間強の滞在となった。

同じころ、広島市中区のホテルでの要望を聞く会には尾辻秀久厚生労働相が臨んでいた。
北朝鮮在住の被爆者援護のため、国交回復を求めた広島県朝鮮人被爆者協議会の李実根会長は「厚労相ではなく首相に要望すべき内容だったので残念」と話す。

過去、式典に参列しなかった首相もいる中で、小泉首相は就任した二〇〇一年以降、五年連続で式典に参列。回数は歴代首相で最も多い。ただ、要望を聞く会への出席は就任の年だけ。
翌年からは「厚労相が聞くので問題はない」として欠席している。

結構痛烈な関連コラムがこちら。
http://www.chugoku-np.co.jp/Tenpu/Te200508070048.html

別に首相に対して「遊ぶな！」と言うつもりはありませんよ。
趣味は大事、よく知ってます。
最近何かと大変で、ちっとは息抜きしたいのもよく分かります。
でもさ、時と場合を選べよな！
その一時間、首相に話を聞いてもらえることを心待ちにしている人だっているだろうし。
「聞く会」に出る必要がない（とは思わないけど）としても、出来ることっていろいろあるでしょ。
毎年コンサートのために広島からとんぼ返りする長崎市長とは訳が違うのよ！！

とまぁ、えらく腹が立ってしまいました。
高野連の件も何だかなぁ…と思ったけど。
こっちの方が許せません。
彼は式典に参列して、何を感じ何を祈ったのか。
本来は形を持たない「祈り」、だからこそ。
これでは体裁のため、形だけ、なんて言われても仕方ないでしょう。
というわけで、関係ないのに郵政民営化にもすこぶる反対したい気分にまでなってきました。
靖国参拝にこだわって、広島をないがしろにする。
彼の真意って何なんですかね。

最後に。
被爆から60年目の今年。
新たに五千三百七十五人の方の死亡が確認されました。
すべての方のご冥福と、平和を祈ります。