不祥事隠すなら不祥事の中

電車脱線事故の死者はとうとう90名となり。
100名は越すだろうという見通し。
ニュース見てるだけで気が沈んでいく。
JRもたった一つの事故でこれ以上ないほどに信用ガタ落ち。
そうは言っても当事者でないので、怒り心頭ってのも何となく筋違いっぽく。
大変だなぁ、なんて思ってたんですが。

今日の夜10時55分からのNHK中国地方のニュースにて。
取り上げられたニュースは二つ。
一件は、三月にJR西日本広島支社が在来線での遅れについて虚偽報告しようとしていた、というもの。
もう一件は、先日新幹線広島―山口間で線路のボルトが緩んでいたのが発見されたのを発表していなかった、というもの。
どっちもJR西日本の不祥事。
しかもこれまで公表してなかったのをここにきて発表してる。
私には「どうせどん底、これ以上信用が落ちることもないんだし今のうちに発表しちゃえ！」って風に見えたんですが。
そうじゃなきゃ「今なら脱線事故で忙しいから、そんなに大きく叩かれることはないだろう」って感じですか？
どっちにしろ脱線事故を隠れ蓑にして今のうちに……って魂胆にしか見えない！
そんなやり方に腹が立ったわけです。
（もちろんまっとうな理由で発表したのかもしれないんだけど…。）
ま、JRなんて年に数回しか利用しないんだし、いいけどね。

今日は今年度最初の読書広場でした。
なんか久々。
で思ったんだけど。
子供ってこんなに元気だったっけ？
まぁ騒ぐ騒ぐ暴れる暴れる、しかも言うこと聞かないし落ち着きないし。
うーん、パワフル。
新学年になったばっかりで、元気有り余ってるのかね？
新一年生たちも何人か来てくれたけど、まだ顔と名前が一致しません。
とりあえず今年は男の子が多いみたいです。

『アンダーグラウンド』村上春樹著／講談社
これもある種の「電車事故」。
1995年3月20日、東京地下鉄で起きた「地下鉄サリン事件」被害者の生の声を集めた本です。
当時まだ13歳、東京に知り合いもいなければ行ったこともない私にとってそれは「たくさんある大変な事件の一つ」でしかなかった気がします。
あれから10年、どんな大きな事柄でも風化していくには充分な歳月。
その10年目にして、当時の私が全く知らなかった本当の真実を知った気がします。
事件を風化させてはいけない、心からそう思いますね。